
仕事を辞めたものの、どうにも落ち着かない日々を過ごしている。
私には夢がある。
だがその夢は途方もないもので、どうしようにもさっぱりとうまくいかない。
ピラミッドチャート上にまとめてみようにも、その下層の段すらも未だに何を代入すべきなのかさえ見えてこない。
その夢とは「タイムトラベル」をすることである。
といっても私になにか特段、理系なことができるかというとそうではない。
そこで、「ある方法」で私が”死んだ後”でそれを実現しようと考えた。
人類がもしも今後ずっと存続し続けて、時間移動技術を開発できるレベルにまで到達したら。
そしてそのときに私の子孫に当たる存在、あるいは”私に恩義のある存在”が、人なのか生命の形を超えたものとなっているかわからないが、ともかく生きていたら。
私が死ぬ間際に、時間移動技術で”周りにわからないように”魂に当たる部分のみを未来に連れて行ってくれるかもしれない。
そこで、「遺言状」のようなものにその願いを書いて、その次さらにその次の世代に繋いで行ってもらうことで上手く伝えられないだろうかと考えた。
私はタイムトラベルがしたい反面、死ぬのも怖い。
西田幾多郎が、「死後の世界がある可能性は少なくともある」と言ってその抵抗を和らげたように。
この考えを次の世代に繋いでいくことでそれと同じようなことをしたいのだ。
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